2003年の春、トスカーナ旅行で訪ねたピサ。
初めてピサの斜塔を知ったのは子供の頃に読んだ「カロリーヌの冒険」シリーズ。カロリーヌが仲間の犬や猫たちといろんな冒険をするシリーズで、けっこう世界各国を巡るので、この絵本は私が「世界の車窓から」好きになる礎だったのではないかと秘かに思っている。
その後、大人になって妹尾河童の「河童が覗いたヨーロッパ」で再びピサの斜塔に出会い、登りたくて登りたくて仕方がなかったが、もう20年くらい修復中で登れない状態が続いていた。
そして、とうとう一般公開された翌年に、登りました!
叶わない夢はありません。
いえ、叶えない夢はありません…かな?
この絵は珍しく、人がいっぱい集まっている場所で描いたので、いろんな国の人たちが覗きに来て、スペイン人の団体さんと少し話をしました。
"Pintura ?" ときかれて、真面目に"No,no."と答えてしまったけれど、そんな時こそちょっと気取って"Si."と答えるゆとりが、あったてもよかったのにね。
次からそうしようっと。