去年は行きそこなった
イタリア映画祭(4/28~5/5)、今年は行きます!
友人からのメールで、「おおっ! もうそんな時季かっ!」と気がついたのだけど、既に魅力的な映画の指定席券は完売。3月に入ったらアンテナを張っていないと、よい環境でこの映画祭を楽しむことはできないようだ。
しかしなんとか自由席は2本分確保。確保できたのは次の作品。
私たちの家で
(2006年/101分) 監督:フランチェスカ・コメンチーニ
A casa nostra (Francesca Comencini)
現在のミラノを舞台に、銀行家、娼婦、財務捜査官、モデル、年金生活者などさまざまな職業、階級の人々が織りなす人間模様を、『ママは負けない』(「イタリア映画祭2005」などで上映)で高い評価を受けたコメンチーニ監督が、ルカ・ビガッツィの静謐なカメラによって丹念に描いてゆく。お金が一番の価値を持つ現代社会に何とか抵抗しようと戦う人々の人間回復の物語。ヴァレリア・ゴリーノが女性財務捜査官を熱演。第1回ローマ映画祭コンペ出品。
わが人生最良の敵
(2006年/115分) 監督:カルロ・ヴェルドーネ
Il mio miglior nemico (Carlo Verdone)
昨年の「イタリア映画祭」で好評を得て劇場公開が決まった『イタリア的、恋愛マニュアル』の小児科医役で抱腹絶倒の演技を見せたカルロ・ヴェルドーネは、自身が多くのコメディを手がけてきた映画監督でもある。本作ではホテルの支配人役で自ら主演し、『恋愛マニュアル』の恋に落ちる青年役、シルヴィオ・ムッチーノ演じる若者と対決。母親がホテルに解雇され怒った若者が、復讐のため支配人の浮気現場の証拠写真を手に入れたことを発端に、壮絶なバトルが始まる。
去年、観たかったけど観られなかった『イタリア的、恋愛マニュアル』、この情報によると、一般公開される感じ。そっちも行かなくては!
ヒーローでもヒロインでもない、等身大の人間たちが日常を生きるリズムと息遣いが感じられるイタリア映画は、ある意味地味だけど、とても好き。映画ってそもそも娯楽なんだけど、いわゆる娯楽映画とはちょっと違ったものを表現しているところが魅力。
よし、
イタリア映画祭目指して多忙な4月を乗り越えるとするか。