最近、すっかりイワシ中毒にかかっている私は、買い物に行くたびに魚売り場をうろうろします。イワシはないか・・・と探すのです。
まあ、ほとんどの場合ないんですよ。
旬ももう終わりらしいし。
が、今日は何と、カタクチイワシが売っていた!!!
しかも売れ残って表示価格より半額。これで50円?
愛知県産・・・そうですか、愛知で獲れるのですか、カタクチイワシは。
マリネにする鮮度は保たれていないご様子。ならばフリットに。
なかなか上手にカラッとサクッと揚がったのですよ。
しかし、イワシの味はモンテロッソのフリットの100分の1くらいしかしませんでした。
うっすーい・・・かろうじてイワシとかわるようなわからないような、この味なのか香りなのかわからない、わずかな個性・・・。
イタリアで食べたおいしいものは、日本で真似してもだいたいがっかりして終わるものです。
カンパーニャのモッツァレラチーズはカンパーニャでしか食べられないから価値がある。
このイワシも、こんなものだと思って食べればそれはそれでおいしいのです。
モンテロッソで買った塩をふり、あの風を思い起こしながらacciugeをつまみアルゼンチンの白ワインを飲みました。