何年か前の話、Alberobelloで料理修業中の方のブログで、隣街のNOCIの「Vino novello」というお祭りのレポートを読んだことがある。
そこに、小さなチョコレートのカップにリキュールやグラッパを入れてくれるお店が出てきた。
リキュールを飲み終わったらカップも口の中に放り込むと、チョコレートボンボンのような具合になるらしい。たしかにね。
これが私の心をくすぐった。
すごくやってみたくなったのだ。
すぐに製菓材料売場を見に行ったのだけど、チョコレートのカップは売っていなかった。
そして「よし、バレンタイン・デーの季節を狙おう。」と思った。
その後、この季節になるといつも手作りチョコレート関係の売場をうろうろする。
が、見たことがありそうでなぜかなかなか売っていなかったチョコレートのカップ。
今年、私はとうとうそれを見つけました!!
用途違いの観は否めませんが、心くすぐられる夢叶ったチョコレートカップのリキュールはこんな感じ。
2004年に行ったアマルフィで買ったリモンチェッロを大事に大事に冷凍庫にしまってちょっとずつちょっとずつ飲んでいる。
これは私にとって夏の飲み物だけど、チョコレートカップは今の食べ物なので、ここは真冬にリモンチェッロもありにしよう。
このカップ、見かけは寸足らずで場違いだけど、ちょっとビターな感じのチョコレートはわりとおいしくてリキュールによく合う。
チョコレートのカップ、ここぞとばかりに大量に購入。
そんなにしょっちゅう欲しくなるものでもないけど、疲れた日の夜にちょっとひとつ、欲しくなることがありそう。
南イタリアの風がふわっとキッチンを通り抜けるような気がする新しい楽しみ、我がものにしました。