イタリアでは全部機械でシュラッ、シュラッと切ってくれるけど、スペインではナイフでシューッ、シューッと切ってくれる。
こちらイベリコ豚のハイクラス(!)な生ハムですので、シューッ、シューッ、の方です。
爪が黒いと黒豚。
だけど悪徳業者かなんかが白豚の爪を黒く塗って黒豚と偽って売るケースもあるのだとか。
ほら、これはちゃんと爪が本当に黒いでしょ! と言いたいところだったんだけど、なんだよ、爪、写ってないじゃん・・・。
自分で切った切りたてを食べるのは格別とのこと。
そういうわけでシェフのはからいで、私も生ハムを切らせてもらえることに! きゃ~。
じゃんっ!
シェフのお手本の後、真似してみたけど、やっぱり難しかった。
スペインのハム屋のおじさんはみんなすごく簡単そうに切るけど、熟練の技なんだろうな、っていうのは感じていた。
思ったよりは薄く上手に切れたんだけど、シューッ、シューッには遠く及ばず。
ギザギザギザギザギザギザ…ギザギザギザギザギザギザ…、って感じ。
たはは。でも、確かに自分で切って、その場でそのまま口に放り込むのは滅多にできない経験なわけで、わくわくした。
お皿にも盛って、みんなでも食べました。赤ワインがうま~。
私が切った後のギザギザの切り口は、シェフが最後に美しく均してくれました。
当たり前だよね、売り物です。
ちょうど部位もおいしいところに差し掛かっていて、ラッキー!
おいしいだけじゃなくて、とっても楽しい生ハムタイムだった。