引っ越しが完了しました。
マンションで荷造りをしているとき、最後の2日間くらいは、この荷造りは永遠に終わらないのではないかと恐ろしくなりました。
引っ越しの準備のために仕事を辞めたので、旦那のことは初めからあてにしてませんでしたし、私自身引っ越しは何度もしているのでそんなにストレスではなかったのですが、やっぱり二人分は大変でした。
しかも、旦那が自分の部屋の押し入れのダンボールをそのまま新居に運び込もうとしている様子だったので、要らないものはちゃんと処分して荷物を整理するように頼んだら、「一緒にやって」と付き合う羽目に。
複数の友人の談によれば、「世の中の男の大半は同じように(こういう時は)役に立たない」ものなので、腹は立てるなということでした。
こういう仕事が集中して長時間できない夫のために、一晩にひとつずつダンボールを整理していったら、7個あったダンボール箱が1.5個に減りました。ほとんどが廃棄処分。
「ねえ、ここに引っ越してくるときなんでこれ実家から持って来たの?」
「…家にあったから。」
そんな日々を過ごしながら荷造りが永遠に終わらないのではという不安にとらわれましたが、それは気合ではねのけました。
今までも、永遠に終わらないのではないかと思うような苦しい環境に身を置いたことは何度もありますが、ひとつたりとも終わらないものはなかった!
この荷造りも絶対に終わる!
と自分に言い聞かせ、頑張りました。
荷解きも孤独な闘いではありましたが、荷造りほどは苦しくありませんでした。
まだ、収納の整理が残っていますが、日常生活は支障なく流れています。
収納は、つっぱり棚だったり引き出しだったりボックスだったりを、ホームセンターやネット通販でそろえているところで、それらが届かないことには整理のしようがなく、物入れに押し込まれている状態ですが、今月中にはなんとかなりそうです。
ぼちぼちインテリア面にも力を注ぐ余力が出てきて、やっとこの絵皿を出すことができました。
ただ、後ろに写っている時計は、石膏ボード用フックが届いたら壁に掛ける予定で、そしたら絵皿がもっと引き立つはず。
この絵皿は義姉から新築祝いにもらったもの。
私が愛するジノリのイヤープレートです。
義姉も自分のマンションを購入した時のイヤープレートを持っているそうで、私たちにも記念にプレゼントしてくれました。
ジノリのイヤープレートも、いつか持ちたいと思っていたもののひとつで、念願叶って眺めて満足してます。
今年の絵はトスカーナ地方のLucca(ルッカ)という街の広場で、私も2回ほど行ったことがあります。城壁に囲まれこぢんまりして緑が多く、とても素敵な街です。
この広場は闘技場の跡にできので、広場自体が闘技場と同じ楕円形。建物も楕円に合わせて壁が内側にカーブしています。
ちょっと変わっていて珍しい広場なのですが、写真に撮ってもその楕円感は上手に捉えられず、実際に見る価値大のスポットです。
もしまた何年か後にルッカに行くことがあったら、この広場で、二世帯住宅の新居に引っ越してきたときのことを思い返すことになるでしょう。
苦しい思い出として思い出すのか、楽しい思い出として思い出すのか、それはこれからのここでの生活をどう送るか、私の心がけ次第ですね。