すっかり冬になりました。吐く息は白く、今年も終わりに近づいています。
これから春にかけて、ストウブの季節です。
この間、牛肉の赤ワイン煮を作りましたが、完成品はうっかり撮り忘れてしまいました。
実家で、両親と弟夫婦と私たちと6人で、クリスマスを兼ねた父の誕生日会をしたので、その時作って持って行きました。
圧力鍋で作ってしまえばすぐですが、ここは、ストウブの
楽しみというものがあります。
寒い季節になると、鍋が長い時間をかけてたてることこと、ぐつぐつという音がなぜこうも幸せに感じるのでしょう。
出来上がりに向けてのわくわく感の演出に、これほど効果的なものはないのではないでしょうか。
ストウブの蓋を開けるのは、あの、『くりとぐら』でカステラを焼く鍋の蓋を開けるのと、同じような楽しみがあるのです。
蓋の裏のつぶつぶから落ちる熱い滴り、ふわあっと立ち上る湯気、一緒になって漂う香り、いいですねぇ、冬。
寒いのは好きじゃないけど、寒いからこそ楽しめる、そんなことがありますね。
いつか、ストウブがことこと、ぐつぐつとお料理を仕上げていく様を、『ぐりとぐら』のように絵本にしたいものです。