何年か前から、少しずつブームになってきたような気はしていますが、最近、特にあちこちでみかけるようになったバーニャカウダは、北イタリアの料理で、にんにくを牛乳で煮こぼしたものにアンチョビを加えたソースをつけて野菜を食べる物だそうです。
ただ、本場イタリアでこれを食べたことはありません。
季節が関係しているのか、北イタリアにあまり行かない地域性が関係しているのか、よくわかりませんが。
私が今まで食べた中で、いちばんおいしいと思っているバーニャカウダはこれ。
私のお気に入りのイタ飯屋さんのものです。
以前は、野菜にソースがかかった状態で出てきていましたが、今年頼んでみたら、固形燃料でぐつぐつ煮たったソースが付いてくる形式に変わっていました。
それでもおいしいことに変わりはなく、しかも、おいしさはパワーアップしていました。
しかし、最近ブームに乗って、こんなのもバーニャカウダとしてメニューにのっている店がありました。
和風の居酒屋さんでしたが、店員さんが一押しだと勧めてくれたので、バーニャカウダ好きの友人とともに注文。
確かに、野菜も珍しいモノや美味しいモノがそろっていてソースもとてもおいしかった。一押しだけのことはあり大満足。ただ、向かって左が味噌味のソース、右がマヨネーズベースのソース、どこにもアンチョビの影もニンニクの影もありませんでした。
「おいしいけど、これはバーニャカウダではないね。」
「うんうん、すごくおいしいスティックサラダだね。
イタリアでも、何回か、バーニャカウダを体験してみたいものです。